見て、知って頂くと共に

絵を見る、飾る

ブログを開設する動機として、まず自身の作品を見て、知って頂きたいという単純なものがありました。

情報発信のツールですから、ほとんどの皆さんが何かしら知ってほしいという欲求から開設されていると思います。

 

そしてもうひとつの理由が。

それは、このブログから絵や美術・芸術に興味関心を持って、可能なら自宅に本物の作品を飾る習慣が広まってくれたら、という思いです。

もちろん日本には床の間に季節ごとの軸物をかける習慣がありますが、そもそも現代の日本の住宅事情では和室自体も少なく、床の間にいたっては都市部のマンションや家屋に設えることも稀でしょう。

 

海外の蚤の市では、誰が描いたものとも分からない絵を買って気軽に家に飾ることがよくあります。

このブログで考える『作品を飾る』というのはそういう感覚で、作家の名前や値段ではなく個々人の感性で良いと思ったもの、そして出来たら本物を所有し『飾る』ことで生活に与える彩りが変わって来るのではないか、ということです。

 

これから自他の作品をこの場で少しずつ掲載、又は紹介して行こうと思いますが、肩の凝らない気楽なものとして絵や美術・芸術に興味を持って頂けたら幸です。

雑記の様な落書きも多いでしょうけれど。

 

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山茶花』 F4号キャンバスに油彩

さて、最初の記事になりますのでアイキャッチに使用している作品から。

山茶花』です。植物に造詣が深く無いのですが、葉の形状から椿ではなく山茶花の様でした。

 

椿も山茶花もツバキ科だそうで自然交雑も多く見分けるのが難しいものも多いとか。

聞いたところによると自然界では交雑が進み過ぎて、専門家でも判別が困難なものもあるそうです。

しかしながら、種は変わったとしても後代を残すというその逞しさ、或いは恣意の無さに感じるものがありモチーフにした作品です。

そもそも『種』などというものも、人の勝手な分類法に過ぎないのかも知れません。そんなことを考えながら、筆を進めた作品です。